御聖訓
令和8年(2026年)10月度 御報恩御講拝読御書
聖人御難事(しょうにんごなんじ)
(弘安二年十月一日 五十八歳御述作)
彼(か)のあつわら(熱原)の愚痴(ぐち)の者(もの)どもい(言)ゐはげ(励)ましてを(堕)とす事(こと)なかれ。彼等(かれら)には、たゞ一(いち)えん(円)にをも(思)い切(き)れ、よからんは不思議(ふしぎ)、わるからんは一定(いちじょう)とをも(思)へ。ひだる(饑)しとをも(思)わば餓鬼道(がきどう)ををし(教)へよ。さむ(寒)しといわば八(はち)かん(寒)地獄(じごく)ををし(教)へよ。をそ(恐)ろしゝといわばたか(鷹)にあへるきじ(雉)、ねこ(猫)にあへるねずみ(鼠)を他人(たにん)とをも(思)う事(こと)なかれ。
(御書1398頁1行目-3行目)
<通釈>
かの熱原の愚痴の人々を言い励まして、退転させてはならない。彼等には「ただ一途に覚悟しなさい。(これは法難であるから)善い結果となることが不思議であり、悪い結果となることは必定」と教えなさい。空腹を感じるなら餓鬼道を教えなさい。寒いと言うなら八寒地獄を教えなさい。(今回の処罰が)恐ろしいと言うなら、鷹に遭った雉、猫に遭った鼠を、他人事と思ってはならない(と教えなさい)。











































