日蓮正宗 慈含山 応顕寺
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御聖訓
令和7年(2025年)6月度 御報恩御講拝読御書
四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)
(建治三年四月 五十六歳御述作)
賢人(けんじん)は八風(はっぷう)と申(もう)して八(や)つのかぜにをかされぬを賢人と申すなり。利(うるおい)・衰(おとろえ)・毀(やぶれ)・誉(ほまれ)・称(たたえ)・譏(そしり)・苦(くるしみ)・楽(たのしみ)なり。をゝ心(むね)は利(うるおい)あるによろこばず、をとろうるになげかず等(とう)の事なり。此の八風にをかされぬ人をば必ず天はまぼ(守)らせ給(たま)ふなり。
(御書1117頁12行目-14行目)
<通釈>
賢人とは八風といって八つの風におかされない人をいう。(その八風とは)利、衰、毀、誉、称、譏、苦、楽のことである。この主旨は、利があるときも喜ばない、また衰えたとしても嘆かない等のことをいう。この八風におかされない人を必ず諸天は守ってくださるのである。