日頃悩んだり苦しんだり辛い思いを感じる私たちの生命の中には「仏の生命」を内包しています。
 仏の生命とは「仏の境界」のことで「仏界」と呼ばれます。崩れない永遠不滅の境涯、絶対の幸福感 、強い円満な主体性、何物にも染まらない清らかな生命活動の四つに、仏界は象徴されます。
 私たちの中に本来内包冥伏している素晴らしい仏界は、真実の教え、正しい仏法即ち日蓮正宗の信仰 によってのみ、現出して磨き輝かせることができるのです。

 仏法のことをお聴き頂けますので、お気軽にお立ち寄りください。きっと、あなたのお力になります 。なお、事前にお電話(☎ 045-491-0007)頂ければ、僧侶の応対が可能です。

日蓮正宗とは

 日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)は、建長5(1253)年4月28日に、日蓮大聖人(にちれんだいしょうにん)が“南無妙法蓮華経”の宗旨を建立されたことにはじまります。
 日蓮大聖人は、数多くの法難に遭いながらも、法華経(ほけきょう)の肝心である南無妙法蓮華経を弘め、弘安2(1279)年10月12日に信仰の根本である本門戒壇(ほんもんかいだん)の大御本尊(だいごほんぞん)を建立されました。その後、日蓮大聖人は日興上人(にっこうしょうにん)を第2祖と定めて仏法の一切を付嘱し、同5年10月13日、61歳をもって入滅されました。
 日蓮大聖人の入滅後、信徒の身延の地頭・波木井実長(はきりさねなが)が、日蓮大聖人の教えに違背する行為を重ねたため、日興上人は正応2(1289)年の春、本門戒壇の大御本尊をはじめとする総ての重宝を捧持されて、門弟とともに身延を離れ、翌正応3(1290)年10月、南条時光殿の寄進により、富士上野の地に大石寺(たいせきじ)を建立しました。
 以来700有余年、日蓮大聖人の仏法は、日蓮正宗総本山大石寺において正しく伝えられています。